野球というスポーツから人生を学ぶ

少年野球から高校野球、プロ野球、社会人野球。草野球など、野球を通じて学んだこと、学ばなければいけないことをお伝えしていけたらと思います。

少年野球は託児所ではない。

こんにちわ、郷守透です。

最近、少年野球に所属している保護者が

少年野球チームを託児所代わりに使っているケースがあります。

ほとんどの家庭で土日、父親は仕事に出かけているでしょう。

では専業主婦の母親は何をしているのか。もちろん家事をしていますよね。

その合間を縫って自分の息子が所属している少年野球チームのサポートをしています。

ですが中には仕事に出かける人がいたり、自らの両親のお世話に出かけたりしなければなりませんよね。

だとするとどうしても当番の時間が合わなかったりするわけです。

そんな環境の中で、母親たちは協力してお互い助け合いながら当番などの業務をこなしているわけです。

なのに、稀に協力的じゃない保護者がいるのです。

私は多くの保護者と色々な情報交換をしてきましたが不満を垂れるのも理解できるな、と心底思いました。

仕事もしてないのにサポートに全然協力してくれない人がいる、と。ある保護者は言います。

これってどう思いますか?

私は仕事もしていないのに、という部分に少し引っ掛かりを覚えました。

仕事していないのは関係ない。各家庭には色々事情がありますが仕事をしていないからと言って

その人に仕事を押し付けるのは間違っていると思いました。

ですがこの人の場合、おかしなところがあったんですね。

詳しく聞いてみると、

当番の仕事はしっかりこなしてくれるけどイベントの手伝いなんかは一切してくれない。とのこと。

私が話を聞いた人は6年生の母親、チームの幹事さんです。

そして協力的じゃない母親は3年生の母親でした。

与えられた当たり前の仕事をするのは当然ですが

チーム内でのイベントは手伝ってくれないそうです。当番を変わってくれと言っても無理の一点張り。

その人にも何か用事が……と思いましたがそうではなかったのです。

自分の友達とショッピングやランチを楽しんでいたのです。しかもその友達の中には

同じ3年生の母親、同じチームの母親もいたのです。

簡潔に言えばボス猿気取りで同じ学年の母親を連れランチ、イベントなどの協力はボイコット状態。

もうほとんど預けているだけですね。

その話を聞いた後、その悪い噂が絶えない母親を観察していたのですが

まあ、聞いていた通りでした。

イベント当日、幹事さんがその3年生の母親全員に協力してくれというメールを全員に送りました。

幹事さんは知っていたのです。イベント当日、協力を拒否したのに拒否した母親だけでランチに出かけることを。

情報提供者はなんとある3年生の母親。やっぱりお手伝いするのは当たり前だと思ったらしいのです。

そりゃ悪名高い母親含む3年生の母親はびっくりしますよね、ランチに出かけることがばれてるんですから。

ですがなんとそのメールが届いたことにより何を思ったのか、悪名高い母親以外、仕事で来れない人以外の

全員の母親が手伝いに来てくれたのです。

言うには私たちも手伝わなくちゃいけないと思ってはいた、と。まあみなさんなんだかんだ言って

おとなしいタイプの母親でしたから逆らえなかったんでしょう。

本当はもう子供がいる立派な大人なんですから

自分で気付いて動かなければいけないんですけどね。

結局その後全学年の保護者会議で手伝いをすると誓わせたそうです。

すごいな、と思う反面、保護者恐ぇ…と思いました(笑)

その後、悪名高い母親は多少協力的になりました。ですがなかなかうまいことかみ合っていないようです。

大人になるとなかなか曲がった性格って直らないんですね。

ですから子供たちにはまっすぐ育ってほしいと思って

野球を通じてたくさんのことを指導しているんですよ。

みなさんはどうですか? 子供を預けているだけなんてことはありませんか?

学年が上がれば上がるほどやらなくてはいけないことが増えてきます。

ですが保護者一丸となって協力していかなければいけないのです。

保護者だって子供たちと同じ、チームの一員なんですから。