投げ方、打ち方に『正しい』はあるんでしょうか。
こんにちわ、郷守透デス。
正しい投げ方、正しい打ち方。
そう言い切る人は一体何の根拠があって言うんでしょうか。
何の根拠が、と聞かれると経験論です。
私もほとんどが経験論です。ただ、他の人と違うのが失敗してきたことも覚えていることです。
経験論から指導する多くの人は自分に一番合っていた方法を指導します。
仮にその人の経験論が『正しい』としましょう。
今まで教えてもらってきたことが全て『正しい』と。
なら、その指導者が教える子供たちは筋力さえつけば最強の野球選手になるのです。
今現実で10割バッターが存在せず、プロでもフォームの修正を行うのは本当に『正しい』フォームが存在しないからです。
もっと深く言えば子供の体と大人の体は違います。
大人が耐えられる動きでも子供がすると怪我をする動きってありますよね。
逆も然りです。大人になれば子供の柔軟さを失ったり体に支障が出てきます。
なのでプロもフォームを修正します。今まで自分の体に合っていたフォームが合わあくなったからです。
またはさらにいいフォームをみつけたからか、どちらかです。
子供に指導するのは大人です。大人のフォームを教えると体に合わないこともありますし、硬式と軟式とじゃ多少動きが違うと私は考えています。
一概にはどれが『正しい』とは言えないわけです。
ですが忘れてはいけないのが『間違っている』ことはあるということです。
すでに多くの指導法が間違っていると結果が出ています。
投げるときに腕を振った後、左にひねってシュート回転気味にすることでボールは伸びる。
ゴロ必ずでとろう。
バットは叩き付けるように振ろう。
パッと思いつくことはこんな感じでしょうか。
投げるときにひねると野球肘の原因になります。
ゴロは正面で見ると遠近感がわかりにくくて恐いですし、ボールの軌道が読みにくいので少し横から捕球体制に入ったほうが確実です。その後の送球動作にも入りやすいです。
バットは叩き付けるように振ると普通に考えて当たりにくいですしゴロしか飛びません。またはかすって凡フライです。
最後のは他にも理由はありますがこんなところでしょうか。
この三つ代表的なことです。一つでも当てはまるなら少し考え方を変えたほうがいいかもしれません。
このように現時点で『間違っている』ことがたくさんあります。
それは『間違っている』と気付けたならよし。ですがその後これが正しい、と押し付けるのは違います。わかりますよね。
その子供に合った方法を指導者は見抜いて指導しなければなりません。
今野球界はどうしても指導者不足です。ですのでどうしても経験論で指導するお父さん方があふれ返ってしまいます。
いや、あふれ返りはしませんが(笑)
指導しようという心意気は素晴らしいことですが指導するなら今まで現役としてやってきた以上に考えなければいけません。
そう、指導とは難しいのです。
ですが少年野球のうちは是非、指導者も間違ってください。
『間違っている』ことは修正する。
これさえやっていればいつか修正しなくても結果が出てきます。
あまり極端に変化を与えると子供の体もついていけないので気を付けてくださいね。
極端に悪いなら構いませんがそれがその子にあっているのかもしっかり見極めてあげてください。
なにか質問、相談等あれば気軽にメールしてくださいね。
ghost.note3@gmail.com