練習中に砂を投げて遊ぶ子供たち。注意しても聞かないのは時代の流れ?親のしつけの問題?
こんにちわ、郷守透です。
練習中に子供たちが何か間違ったことをすれば注意するのが当たり前です。
その時は指導者が注意します。
または練習を見に来ていた保護者の方が自分の子供を注意すると思います。
ですが子供の中で指導者の言うことを聞かない子が残念ながら大勢います。
今回は例として砂を投げて遊ぶ、という行動を軸に話を進めていきます。
この話は実際に私が教えていたチームであった話です。
練習中、具体的にはロングティーの最中での話です。
ボールをトスしているのは私でした。
後ろでは子供たちとお手伝いに来てくれているお父さん方が数人、そしてコーチが数人守備をしていました。
何人か回って打って行っていると集中が切れたんでしょうね。子供たちが砂を投げあって遊びだしました。
私が今まで教えていた子供たちは割と賢かった印象があるのでまさか練習中にそんなことをするとは思っていなかったです。高学年でしたから。
まあロングティーはどうしても打つ人間が少なくて守る人間が多いので暇になるのもわかりますが砂を投げている子供を放置しておくわけにはいきません。
指導者の一人がきつく指導しました。結構大きな声で怒鳴ったので萎縮していました。なんで砂を投げてはいけないのか、練習中だからではなく怪我をさせるから、後遺症が残るほどの危険なことにもなりえるからと砕いて説明していました。
そもそもその子たちは低学年の時から砂を投げたりして危ない遊びをしていたので何度も指導されてきたはずなのに高学年にもなって学習せず。
さすがにコーチ、指導者もあきれていましたがその度に注意は欠かしません。
ですがなんででしょう。なんとその日にまた同じことをしていたのです。
ちょうどそのとき、その中の一人の子供のおじいちゃん、チームでは何十年前から息子が卒団しても指導し続けてくださっているベテラン指導者が来ていました。
この人は私が現役の時から色々教えてくださって、もう一人のお父さんのような存在でした。
そのおじいさん指導者が一喝。孫とて容赦はありません。他の一緒になって遊んでいた子供たちもまとめて再び指導。少しは懲りたでしょう。
ですが私はその後、その子たちが同じことを繰り返すんだろうとわかっていました。
それはなぜか、その恐いおじいちゃん指導者が以前に何度も子供たちに指導していたことを知っていたからです。
おじいちゃん指導者が言って聞かないなら正直お手上げ。あれほど怒ったら威圧感を放つ指導者も私たちのチームにはいませんでした
案の定その後の悪行は今となっても絶えません。保護者の方たちも叱りはするのですが子供たちが集まって悪さをすれば罪悪感も半分以下。
どれだけ叱られても罪悪感がないんでしょうね。なんで怒っているのかもわかってないような顔をしています。
あるとき、親のしつけが悪いのだろうか?という考えに至りましたが親もなかなか厳しい人だということはすぐに気付きました。
私は保護者と交流する機会が多かったので意見の交換もたくさんできました。
では、なぜ子供たちは言うことをきかないのか。
これは現代の子供たちが持つ優しさの平均値が下がってきているのが原因なんじゃないだろうかと言う結論に至りました。
人を傷つけてもなんとも思わない。その時少し反省するだけですぐに忘れる。
いじめ問題がニュースで多く見るようになったことにも少し納得しました。
この子たちも将来、いや、今現在でもいじめをやっているんだろう、そう思わざるをえません。
子供たちの友好関係を見ていてもすでにちょっとしたきっかけがあれば仲間はずれが生まれています。
そう、これは少年野球のチームだけの話です。
学校内ではもっと大勢の子供たちであふれかえります。
もっとひどい有様なんだとなんとなく想像できますよね。
こういった問題を解決するには各家庭で子供たちに明確な指導をし直していくしかありません。
大勢で叱ると罪悪感が分散します。個人で叱るのが効果的かもしれません。
叱った後で他の子に愚痴を言うことで罪悪感も分散するので『家庭』で、と言っています。
まあこれは私の考えなのでまだまだ未熟な考えです。
もっといい案を持っている方もいると思います。そんな方はどうかメールを送っていただきたい。
私のチームではこう、なんて話でもいいです。
送っていただいた案などは差支えなければ紹介させていただきます。匿名でも構いませんのでよろしくお願いします。
情報の共有は何かを変えるにはとても大切なことですからね。
長々とありがとうございました。
何か質問、相談等あればこちらから気軽にメールしてくださいね。
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