野球というスポーツから人生を学ぶ

少年野球から高校野球、プロ野球、社会人野球。草野球など、野球を通じて学んだこと、学ばなければいけないことをお伝えしていけたらと思います。

努力しろっていうけど精一杯やってる!本当?

こんにちわ、郷守透です。

よく努力しろ、と言われることってありますよね。


なかなか結果が出ないとどうしても指導者の口からこの言葉が出てきます。
しかし選手は努力しているよ、と思っているかもしれません。

 

ですが、それは努力しているつもりにすぎません。

 

実際、私が選手の中に入って会話を聞いていると、本当に努力している子供は半分もいませんでした。

普段家ではゲームばかり。土日に野球に来ていることが努力だ、と勘違いしているのですね。
ですからチームのレベルは普段の練習量と比例しているレベルです。

 

突然ですが私のエピソードを語らせていただきます。

私は二年半、指導者として少年野球に通っていたことがありました。私はそのチームのОBでした。

 

もちろん私の経歴は万年補欠の選手でしたが、それでも小学生からしたらかなりレベルが高く見えるのは当たり前ですよね。そこまで下手じゃないですよ(笑)

 

そして、私はどうやら自分でプレーするより指導する方が向いていたんです。

いつしか最高学年の指導を一日任される、なんてことも出てきました。

 

当時、その最高学年、6年生は人数が少なく、試合に行くのも5年生を全員連れていかなければ試合できないほど。

しかも6年生全員が体が小さかったり不器用すぎたりとなかなか安定しなかったんです。

 

長年教えているけど自分たちの指導じゃ6年生に花を持たせてあげられない、と私に希望を託しました。

もちろん見捨てたわけではなく、気付いたことは私にも選手にもアドバイスしてくださいました。おそらく長年見てきたので客観的にも見てみたかったんだと思います。

 

その6年生、最後は強豪チームと張り合える強いチームになりました。

 

当時の5年生は全くの逆で、センスのある選手や体の大きな選手が多く、昔から練習をしなくても優勝したりしていたと聞きました。その5年生が足手まといになるほどのチームになったのです。

 

5年生のほとんどは浮かれてしまっているので普段練習を全くしていません。土日の練習中もふざけていたりと見ていて不愉快でした。(その中の数名はセンスだけでなく努力家もいました)

 

6年生は打って変わって、平日は遊ぶ時間を惜しんで練習。土日も練習後に居残りで練習もしていました。なので私も6年生が全員帰るまでは指導し続けました。
そして結果が出てきたわけです。選手たちはホームランを打ったり長打も打てるようになり、守備に関しては中学生なんかよりうまいと思うほどでした。

 

またまたその逆で明るい道ばかり歩んできた5年生は成長期である他のチームの選手に圧倒されるようになりました。その中のほとんどが天狗になっているので調子が悪いなどの言い訳ばかりで努力をしません。結果、6年生になり、最後は全然勝てずに終わりました。

 

では努力とは何なのか。

 

それは、やらされている練習以外の練習です。

 

練習時間外に指導した選手は今までに十名ほどいますが、その全員が結果を残し、他の選手とは頭一つとびぬけていました。

そして、中学校に行ってもほとんどが硬式野球で本格的に野球を学んでいます。硬式野球に進まなかった選手も中学校のクラブでも一年生ながらレギュラーで使ってもらっています。

努力をしていなかった選手は中学校のクラブで今でもヌルイ野球をだらだらとやっています。この間練習を見に行きましたが全く成長していませんでした。

 

この差が努力の結果です。

 

努力していても本当にうまくならない選手は存在します。

 

その原因は努力する方向を間違えているか、まだコツを掴めていないのか、いろんな原因があるでしょう。ですが一番大事なのは続けることです。

継続は力なり、という言葉を常に頭のどこかに置いといてください。


私も現役時代、中学三年生で卒団後ですかね。卒業までは練習させてもらおうと、地方の甲子園常連校に行く選手と練習に励んでいました。そこでようやく気付いたのです。
やれ、と言われて嫌々やっているとなかなか身に入らないことを。
自分でやることが一番大切なんだと気づいた時には多くの時間を無駄にしていたのです。


結論を言うと、
自分から進んでやったらいつもやらされている練習より身に入り、
格段に成長する速度が上がる、ということです。そしてこれこそが努力です。つまらない話を長々としてしまいましたが、ニュアンスさえ伝わってくれたらと思います。

今度からは文字数を減らそうかな(笑)

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