野球というスポーツから人生を学ぶ

少年野球から高校野球、プロ野球、社会人野球。草野球など、野球を通じて学んだこと、学ばなければいけないことをお伝えしていけたらと思います。

力むな!って言われてもなぁ。力入れないと飛ばねぇよ?

f:id:ghosall:20140612183424j:plainこんにちわ。郷守透です。

よく指導者は力むな、と言います。

 

ですが実際プレーしてる側からしたら力抜いたら本気出せねーよ、と思いますよね。


簡単に言うと、力むとは筋肉に力を入れることですよね。

力むな、と言われたということは、”ずっと力が入ってるから今は力を抜いておけ”、という意味合いになります。

力むことによって筋肉は硬くなりますよね。その硬くなった筋肉のままでは思ったような動きができないです。

 

一度バットのグリップを力一杯握りしめてください。

その力が入ったまま、自分が一番理想とする打点に向かってゆっくりとスイングしてみてください。(打点とはバットがボールにあたる位置のことです)

 

思ったように動かないですよね。力むな、とはそういうことです。自分は力んでないつもりでも周りから見たらあからさまに力んでるので言われていることを覚えておいてください。

 

心の中で、力むなと言われたら手を一度開き深呼吸、と決めておいたらいいでしょう。

 

「え、でも本気出せないって言ってるじゃん!」

 

そうですね。確かに力が入っていないと本気を出せないです。

 

ですが、野球に必要な力のほとんどが”一瞬の力”です。

 

その一瞬のタイミングを見つけることができるとより正確で精密な動きができるようになります。

 

しかし一瞬自分自身の感覚なのでどうしろ、とは少し言いにくいですし自分で気付いた時こそ自分が生まれ変わる時だと思ってください。

 

大まかなアドバイスをすると、打撃面ではおそらく腰を回し始めたあたりだと思います。そこからじわじわ力を入れ、打点の少し手前で力を入れます。

ボールを投げるときも似たような感じですね。

体が前を向こうとしてるぐらいから力を入れてボールを指先で弾いたあとは力を抜く。

 

それだけ力が抜けている時間が長いと省エネにもなりますから、ぜひ力の使い方、というのを意識してみてください。

 

このプレーの中で自分のどこに力が入っている、までわかれば他の選手より一歩前に出れると思いますよ。

もちろん筋力などの差もありますから、それでもうまい人と差がある人は力をつけるしかないですね。

というより、ここまで出来て、筋力まで着いたら同年代でもトップクラスの実力だと思います(笑)

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